ちゅら海水族館でウミガメの水槽が掃除中で、自由に泳ぎ回るウミガメではなく不自由に床を這いつくばるウミガメを堪能した後、時間が余ったので調べてみると近くに「ダチョウランド」なるものを発見!!!
「ダチョウに乗りたいっ!!!」
早速行ってみることに。
着いて早々入口の看板には「ダチョウの卵食べれます」の文字。
「うわぁ…」
少しサブカル的な臭いを感じつつも中に入ると、そこは綺麗な芝生が広がり、右手にはダチョウがたくさんいた。
テンションがあがる!!!
ダチョウに餌をあげたりして二人して楽しんだ後、俺はお決まりの質問を支配人らしきおじさんに投げかけた。
「ダチョウに乗ってもいいですか?」
すると支配人イエスでもノーでもない微妙な返事をしてきた。
「えっ!!乗るの!!」
「普通あまりのらないよ!!」
「振り落とされたり、口ばしでつつかれたりするから。」
俺は入口の壁にダチョウに乗った来園者の楽しそうな写真がいっぱい飾ってあるのを見てたのでなんとも不思議だった。
気を取り直して奥の方に歩いて行くとポニーがいたっ!!!
小さくて可愛いポニー。
さっきの支配人らしきおじさんが今度は唐突に話してきた。
「乗れるよ。」
「えっ!!!マジっすか~!!!」
早速俺は跨ってみた。
足がつかなくてブラブラした様を見て妻が笑う。
即座におじさんが叫ぶ。
「はい。500円ね~。」
イラッとしたが新婚旅行でおじさんにキレても仕方ない。
「んっ?!」
ここで俺はポニーの異変に気付いた!!!
さっきからポニーが首を小刻みに横に振っている。
怒りで拳を震わすが如くポニーが震えてる。
と思った瞬間ポニーが暴れ出した。
後ろ足を跳ね上げ首を振り、完全に俺を振り落とそうとしてる。
俺も男だ。
振り落とされる訳にはいかない。
しかも愛する人の目の前で。
たて髪(と言うか首)を思いっきり掴んで、太ももでポニーを締め付ける。
数分の格闘の末俺はポニーから飛び降りた。
まるでハリウッド映画で走る列車から飛び降りるアクションスターばりに。
ポニーは涼しげな顔をしている。
妻は横で大爆笑。
腹を抱えて涙流して大爆笑。
俺は顔を真っ赤にして顔中体中芝まみれ。
その後妻が乗ってもポニーは涼しい顔をしていた。
ポニーのキレっぷりの検証の結果、原因は俺たちの脚の長さの違いだった。
妻が乗っても妻は楽々足が付く。しかも膝にも遊びがあるほど余裕で。
俺はと言うと完全に浮いてる。つま先をピンと伸ばしても余裕で届かない。
足が着かない → 全体重がかかる → ポニーが嫌がる → 振り落とす
ダチョウで危険とされたことを小さなポニーの背中で体現する俺。
大人げなく真剣な真っ赤な顔で息を荒げて踏ん張って…。
見て!!!この違い!!!
その前にあのおじさん。
実は全然関係ない人なのかも知れない…。(笑)
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