甘太郎のおじさん

柏駅東口イトーヨーカドーの裏側に今川焼きのお店「甘太郎」がある。


俺は生まれも育ちも東京都葛飾区。


チャキチャキね。


でも妻は根っからの柏っ子ネ。


その妻によればモノごころついた時からあったらしい!!



昨今「コミュニケーションの取り方」や「愛を伝えよう」なんて会社やいろんなところで聞くけど、薄っぺらい。


ショップ（服）の店員のどうでもいい話うすっぺらい。


結構前に自然と行かなくなったよ。


行くのは店員が面倒じゃないパタゴニアやポカだけ。


むしろ素晴らしいから何回でも行ける。


美容院もそう。


薄っぺらい。


坊主だから当然行かないけどね…(笑)。





とにかくこちらのことも察しないで話すだけがサービスかい？




それはとんでもない位の自己満だよ。




他人の自己満に付き合ってても時間の無駄。



しかし、「甘太郎」のおじさんは潔いくらい話さない。





妻に初めて話しかけたのも妻が23歳のとき。





「子供生まれたの？」






23年の沈黙をやぶって出た渾身の一言。





今でも、余計なことは一切喋らず自分の役割を果たす。


注文した数より必ず多めに入れて渡してくれる。


素朴な笑顔でね♪


おじさんは本当に自分を僕たちに出さない。


これはとても素敵なこと。


だいたいみんな次のように話してくる。


「俺〇〇なんですよ。」


「痩せましたぁ？」


自分のこと話したい気持ちは百歩譲って分かるとしても、ひとの外見について軽々しく喋られたくはない。


なんか俺が栄養足りないみたいじゃんか!!


ってことは妻に文句言ってんのか!!


ってね。余計なんだよ。






大事なことに気が付くと人を察するようになる。


自分を出すのはもっと後でもいい。


薄っぺらな笑顔より自分の役割をこなす。


その姿勢が笑顔を生む。




自分のことベラベラ話す人より、おじさんみたいな人の方が想像力をかきたてられる。


その人の人生まで思いを馳せる。


ってことは、真摯な姿勢はエネルギーになって相手に伝わるってこと。



俺はそうゆう人が大好きです。


多くを語らず自分のすべきことに一生懸命。





おじさんの生きる姿勢は何も喋らなくたって俺にはビシビシ伝わってるぜ!!