2010年7月8日木曜日

脱皮

七夕の夜。

織姫と彦星が出会うロマンチックな夜。

波に乗るドイツを無敵艦隊スペインが撃墜した夜。

俺は新しい世界の扉を開いたのだった。

その時の感覚は納豆ご飯に刻みネギを入れた時のそれに近い。


今までの俺の世界では「平等」でなければならなかった。

何か物事や人の関係には必ず解決策があると思っていた。

原因と結果は「平等」であるはずだから。

しかしそうではなかったのだ。

原因も結果も何の変哲もない一要素であることに気付いた。

だから、答えが出ないものは答えを出さなくてもいい。

無理に出そうとするから苦しかったんだ。

変えられないことも変えなくていいんだよ。



俺は今までの自分の「平等」って「言葉」に支配された世界を手放した。

「言葉」には「重み」があってその分俺は身軽になった。

最近苦しかったんだよ。



一人になって。


体に話しかけて。


コンガに触れて。


本を読んで。


自分の思いを口に出して。



そしたら、



またワクワクする自分に出会えた。


少し楽になったよ。

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