2010年8月27日金曜日

ばあちゃん

ご無沙汰してました。

今月の19日3時15分にばあちゃんが82歳で亡くなりました。

もともと肺が弱く、今年一番暑い日で体力を奪われたのかも知れない。

夫と死別して40年近く娘(俺のかあちゃん)と二人で生きてきた。

そう考えたら今はたくさんの家族に囲まれていたね。


悲しいけど落ち込んでた訳じゃない。

命を考え、きちんとご先祖を送りたかった。


思うに

人はこの世にこの体で生まれるとき

周りの家族や木や草や動物や石や風や

星や月や太陽や肉眼で見えない遠くの天体までも

凡そ全宇宙のすべてをその体に詰め込んで生まれてくる

その時点ですでに完全な状態で

世界からの愛に満ち溢れた状態で

命はその莫大なエネルギーで歌を歌い踊る

命は「ざわざわ」

世界のどこにも命がないところなんて無く

世界のどこでも命があって歌を歌い踊っている

世界中で「ざわざわ」してる

命がないと悲しいしつまらない

命があるから楽しいし嬉しい

この素晴らしさを誰かに伝えたい

家族でも

木でも草でも

動物でも

石でも風でも

星でも月でも太陽でも

凡そ全宇宙のすべてに伝えたい

「命をくれてありがとう」


そうやってこの世での生を終えて宇宙に溶け込んでいく


ばあちゃんにこうしてあげればよかった

ああしてあげればよかったなんて際限なくて

目の前にいる家族ほどばあちゃんを思えていたかな

感謝をつたえられていたかな



しかし答えは意外なところからやってきた。

葬儀の後娘の凛ちゃんが教えてくれた。




「おばあちゃんがパパにありがとうって言ってたよ」



肩の力が抜け涙が止まらなかった。



ただただ「ありがとう」だった

ばあちゃんは苦労しても憎まれ口を叩いてても

命を楽しんでいたんだ

幸せだったんだよ

歌を歌い踊りを踊っていたんだね

死んでしまっても伝えてくれた



命を伝え教えてくれたばあちゃん




森羅万象からばあちゃんの声を聞くよ





「ありがとう」

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