2010年1月11日月曜日

同窓会

高校卒業以来11年ぶりの同窓会に出席してきた。






高校時代…







優等生じゃなかった。


劣等意識からなのか、教師の一方的な言い草が嫌いだった。


教師って大抵自分が正しいって思ってるからタチが悪い。


俺たちはつまるところ彼らからしたら正しくない訳だ。


俺は若さの限り反抗してたっけ。









でも大好きな教師が一人はいるもんなんだ。


その人が進路を決めかねる俺に対して優しく言ってくれた言葉がある。











「音楽は大学出て就職しても出来る。」














「音楽だけに決めつけたら楽しくなくなるぞ。」












当時はふざけんなって思っていたけど、11年経った今は痛いほど分かる。









俺は誰かに褒められたくて何かになりたかった。


でも今思うのは、自分がどうありたいか。


周りの目なんてどうでもいい。


結局自分の頑なさが自分の可能性を制限していたんだな。


自分を客観視できるようになって初めて目の前が広がった。









先生に感謝の気持ちを伝えたかった。








「11年前先生が言ってくれたことが今すごいよく分かるよ。」






「ありがとうございました。」










先生は涙目で頷いてた。












「そうか。よかった。」









嫌いだった先生たちにも挨拶したくなった。


本人を目の前にすると出てくる言葉はやはり、









「ありがとうございました。」










それしかなかった。











「ハネッ返っててすいませんでした。」










それをうけて彼らは俺の想像を遥かに超えて優しく話してくれた。











「そう言ってくれるだけで嬉しいよ。」










当時の担任の先生たちを決めつけてたのは俺の方で、彼らはむしろこんな俺の為に時間をいっぱい割いてくれていたじゃないか!!!!



自分は本当にちっぽけだった。









それに気付いただけでも少しは前に進んだかな。



こんな素敵な機会をつくってくれた幹事に感謝の気持ちを伝えた。



その直後に以前はこんなこと素直に出来なかったなって思った。












「大人になるって感謝できるようになることなのかな。」











家で舞子とそんなことを話したよ。















今の自分の捉え方で過去の出来事も変えられるんだ。



嫌な過去があるなら今の自分が変わればいい。



今の自分の積み重ねがなりたい自分を創っていく。










先生 俺 晴れ晴れだよ。

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